海外メディアが占う本田の「5カ国リーグ移籍実現度」 スペインの新天地候補にはあの名門も…

MLS進出は「クラブにとって理に適う」

 3番目に取り上げているのは中国だ。最大の魅力はなんと言ってもチャイナマネーで、「お金は問題ではない。中国リーグの半数のクラブは瞬きするまでもなく、この選手を獲得する経済力がある」と指摘。本田がミランで受け取っている年俸250万ユーロ(約3億円)を支払う能力には、問題ないという。

 日中間の微妙な国際関係を指摘しながらも、「本田を獲得することで、フットボールが人々を一つにするかもしれない」と、日中関係の良化につながる可能性もあると主張している。

 4番目の新天地候補はアメリカだ。最近まで本田は、メジャーリーグサッカー(MLS)が移籍先の最有力とされており、シアトル・サウンダースの名前も浮上していた。MLS上陸を果たすことは「クラブにとっては理に適っている。本田はすぐにリーグのスターになれる格の持ち主であるだけでなく、洗練さをもたらしてくれる」とした上で、「世界で有名なヒーローは、アジアにおけるシアトルとMLSの立ち位置を高めてくれるかもしれない」と、受け入れるクラブとリーグに大きなメリットをもたらすと評価している。

 そして最後に登場するのがスペインだ。「香川真司、岡崎慎司、中田英寿はイングランド、ドイツ、イタリアでリーグを制覇した。しかし、技術的に恵まれた日本人、もしくはアジアのその他地域の選手も、現代スペインでインパクトを残すことに苦労している」と、リーガが日本人選手にとっての“鬼門”であると指摘している。

 

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