栃木シティが3年連続で昇格を達成

　J3リーグ第37節が11月23日に各地で行われ、「CITY FOOTBALL STATION」では栃木シティFCとAC長野パルセイロが対戦。ホームの栃木シティが後半に挙げた3ゴールを守り切り、3-0で勝利しJ2昇格を決めた。

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　前半は互いに決定機を欠き、0-0のまま折り返す展開となった。試合が動いたのは後半11分。左サイドのコーナーキックをMF岡庭裕貴が蹴り込むと、DFマテイ・ヨニッチが頭で合わせて栃木シティが先制した。さらにその2分後には、右サイドを駆け上がったDF鈴木裕斗が強烈な右足ボレーを叩き込み、リードを2点に広げた。

　一方の長野は、後半14分にFW進昂平がこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となり、苦しい数的不利の状況に追い込まれる。後半19分には3選手を同時投入して流れを変えようと試みたものの、最後までゴールを奪えず。栃木シティが試合終盤にダメ押しゴールを決め、3-0で勝利を収めた。

　2季前には関東リーグを優勝し、昨季はJFL（日本フットボールリーグ）からJ3に昇格した栃木シティ。今季はマテイ・ヨニッチやFWピーター・ウタカといった実力派ベテランを補強し、序盤から快進撃を続けてきた。終盤戦はFW田中パウロ淳一らを中心に攻撃陣が活躍し、見事3年連続となる昇格を成し遂げた。

　また、2位のヴァンラーレ八戸がカマタマーレ讃岐に敗れたため、首位・栃木シティと八戸の勝ち点差は3に。最終節で勝利すれば、J3優勝とともにJ2昇格を自らの手で決めることができる。