監督がネイマール選外を説明「フィジカルの質」 怪我から復帰も…起用するなら「中央で」

ネイマールは約2年間、代表戦外となった
ブラジル代表を率いるカルロ・アンチェロッティ監督が招集外が続くFWネイマール(サントス)について、来年のワールドカップ(W杯)出場のためには、最高のフィジカルコンディションを取り戻す必要があると語った。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。
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ブラジル代表の歴代最多得点記録(79得点)を持つ33歳のネイマールだが、セレソンの一員として最後にプレーしたのは2023年10月。膝の前十字靭帯断裂の大怪我をして以降、およそ2年間、代表のピッチから遠ざかっている。
北中米W杯の開幕が迫っているなかで、ネイマールの復帰は大きな注目を集めるトピックとなるだろう。しかし、11月の国際親善試合に向けた最新のメンバーにも名を連ねることはなかった。
5月に就任したアンチェロッティ監督は韓国、日本と対戦した10月シリーズの時点でも、ネイマールを招集するかどうかはコンディション次第であると説明していたが、同国最大のスター選手の状態についてあらためて次のように語っていた。
「ネイマールのプレーについて観察する必要はない。彼の才能は誰もが知っている。現代のフットボールにおいて、その才能を生かすためにはいいフィジカルコンディションを保つ必要がある。もし彼が最高のフィジカルコンディションならば、何の問題もなく代表チームに入るだろう。誰もが最高の状態のネイマールが代表に入ることを望んでいる。私は彼と話し、『W杯でベストを尽くせるよう、チームに貢献できるように最高の準備をする時間はある』と伝えた」
そして「中央でプレーする必要がある」とネイマールの起用法について自らの考えを話した。
「攻撃的MFかストライカーとして、中央でプレーする必要がある。彼はサイドではプレーできない。なぜなら、現代サッカーはフィジカルの質を持つFWを必要としているからで、これは非常に重要なことだ。彼なら攻撃的MFとして問題なくプレーできる」
今年1月に復帰した古巣のサントスではピッチに立てばクオリティーの高さを見せているネイマールだが、ハムストリングスの負傷による離脱を繰り返している。直近でもおよそ1ヶ月半ピッチを離れ、11月1日のフォルタレーザ戦(1-1)で復帰したばかりだった。6月の本大会開幕までに、アンチェロッティ監督が求める水準のコンディションを取り戻すことはできるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
















