残留争いは「最後まで分からない」 優勝争いにも影響…上位と対戦多数も「順位ほど力に差がない」

【専門家の目|高萩洋次郎】J1は残り4試合、次節にも2チームが降格
J1リーグは残り各チーム4試合と佳境を迎えている。残留争いでは最下位のアルビレックス新潟と19位の湘南ベルマーレの降格が結果次第で次節にも決まるなか、元日本代表MF高萩洋次郎氏が選手目線での優勝争いに言及している。
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優勝争いに引けを取らない。19位の湘南が残留圏内17位の横浜F・マリノスと勝ち点8差、最下位の新潟が12差であり、結果次第で次節にでも降格が決まる。また、18位の横浜FCが勝ち点32、と横浜FMと2ポイント差で最後まで行方が分からない。
「残量争いに関してはほぼほぼ、17位マリノスのところに入れるかどうかが1番大きなポイント。新潟に関しては勝ち点12積み上げたとして、マリノスが全て負けた想定で考えると届く状況なので可能性がある以上諦めないでプレーするのも当然ですし、1試合1試合に全力を尽くす、集中するのが1番必要なことだと思います」
横浜FCと横浜FMの争いにおいて、どちらも残りの対戦カードが鍵を握っている。横浜FCは柏レイソル、鹿島アントラーズ、京都サンガF.C.と上位との対決が続き、最終節にセレッソ大阪と対戦する。
また、横浜FMもサンフレッチェ広島、京都、C大阪、そして最終節で鹿島戦と3チームが同じ対戦相手であり、さらに上位との対決を控えている。
高萩氏は「最後まで本当に分からない」とし、「優勝争いが残留争いに影響して、残留争いが優勝争いに影響する。Jリーグは順位ほど力に差がないので、そこがJリーグの面白いところでもあるし、楽しみなポイントの1つ。優勝争い、降格争い両方が連動していると言いますか、つながってるとは思います」と解説している。
優勝争いと同様に熾烈な争いが繰り広げられている残留争い。次節の結果次第では降格決定のチームが出てくるなか、最後まで目が離せない。

高萩洋次郎
高萩洋次郎(たかはぎ・ようじろう)/1986年8月2日生まれ、福島・いわき市出身。高校から広島ユースに入団。2003年4月のJ2湘南戦で、当時のJリーグ最年少記録となる16歳8か月3日で出場を果たした。同11月に17歳でプロ契約。2010年にナビスコ杯(現ルヴァン杯)でニューヒーロー賞を受賞。12年にはリーグ最多13アシストを記録し、広島の初優勝に貢献。ベストイレブンにも選ばれた。14年シーズン限りで広島退団後はウェスタン・シドニー・ワンダラーズ、FCソウルを経て、17年にFC東京に加入し、中心選手として活躍。その後は栃木SC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、2025年1月に現役引退。日本代表では3試合に出場。




















