タイ代表の石井正忠監督が解任 協会からの通達を疑問視「何て不誠実な人達なんだろう」

勝率53%も…チーム運営の方向性が理由に
タイサッカー協会は10月21日、タイ代表を務める石井正忠監督の解任を発表した。公式発表によると、技術部門による評価と方向性の相違が主な理由とされている。
【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!
協会副会長のチャンウィット・フォンチウィン氏ら技術部門責任者は、同日バンコクの協会本部で石井監督と会談。監督の指導方針やチーム運営の在り方が協会の方針と合致していないと判断し、契約解除の通達を行ったという。協会によると、2023年12月の就任から指揮を執った約10か月間で、A代表の戦績は30試合16勝(勝率53%)。この成績も契約解消の一因になったとされる。
タイサッカー協会は「石井正忠氏がタイ代表のレベル向上に尽力し、情熱を注いでくれたことに心より感謝する」と感謝の意を表明。コーチングスタッフも含め、今後の成功を祈るとしている。
しかし、石井監督は9日と14日に行われた台湾との2連戦の振り返りをしようとしたところで、解任の通達をされたという。石井監督自身は「気持ちの整理が出来ないので、『また次回話をしましょう』と同意とサインはしなかった。そして午後に解任の発表。何て不誠実な人達なんだろう」と自身の公式インスタグラムに綴り、「今まで我々タイ代表を応援してくださった皆様。本当にありがとうございました」と締め括った。
石井監督は2015年途中に鹿島アントラーズの監督に就任。17年に古巣である大宮アルディージャの指揮官に就いた。その後、2019年からタイへ移り、サムットプラーカーン・シティFCとブリーラム・ユナイテッドFCを指揮。23年11月にタイA代表の監督に就任していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1
















