20季連続CL出場へ“他力本願”のアーセナル 守護神は「ELも欧州タイトル」と主張
執念の4連勝もベンゲル体制初のトップ4陥落危機、GKチェフは平常心を貫く
アーセナルは今季プレミアリーグ残り1試合の段階で、来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位となっている。アーセン・ベンゲル監督体制で初の“トップ4”陥落危機が迫っているが、守護神のチェコ代表GKペトル・チェフは「ヨーロッパリーグも欧州タイトルだ」と、たとえUEFAヨーロッパリーグ(EL)行きになってもネガティブになる必要はないと話している。英紙「デイリー・ミラー」などが報じている。
アーセナルは直近のリーグ戦で4連勝を飾り、4位リバプールとの勝ち点差を「1」まで詰めた。一時は絶望的と見られたトップ4確保に一縷の望みを残しているが、最終節でリバプールが勝利すればその可能性が断たれるという他力本願の状況となっている。
アーセナルは1998-99シーズンから19シーズン連続でCL出場権を確保し続けてきた。しかしその一方で、近年のCLでは決勝トーナメント進出こそ果たすものの、ラウンド16の壁を7シーズン連続で突破できておらず、今季はバイエルン相手に合計スコア2-10の屈辱的な大敗を喫した。それもあってか、ベテラン守護神チェフはELについて「欧州タイトルだからね」として続ける。
「もちろんELよりCLの方が優先したい大会だ。だけど欧州タイトルだから、ビッグクラブは徐々にELをリスペクトするようになってきている。優勝すれば(翌年の)CLの出場権も得られるからね」
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