フットサル日本代表の高橋健介監督「刺激になりますし、パワーになる」

　フットサル日本代表は10月17日と19日にフットサルブラジル代表と国際親善試合で対戦する。2年ぶりとなる国内での試合を控えた16日、高橋健介監督が前日会見を行い、サッカー日本代表に続く歴史的初勝利を誓った。

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　サッカー日本代表がブラジルに3-2の歴史的勝利を収めた興奮が収まらないなか、フットサル日本代表もFIFAランク1位、2024年にウズベキスタンで開催されたフットサルW杯を制したブラジル代表と対戦する。

　当初、今年の国際親善試合は佐賀県で開催される予定だったが、アジアサッカー連盟（AFC）が急遽日程を変更し、親善試合が組まれていた日程でAFCフットサルアジアカップ予選が行われたことで、静岡で開催されることとなった。高橋監督は「こうして2年ぶりに国内で親善試合ができることをうれしく思います」と言い、関係者への感謝を口にし、「明日、世界チャンピオンに勇気をもってチャレンジして、サポーターの皆さんの前で勝利できるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

　フットサル日本代表のコーチングスタッフは、サッカー日本代表のコーチングスタッフと同じく千葉県内にある夢フィールドで日々の仕事をしている。日常的に森保一監督を含め、コーチングスタッフの仕事ぶりも目にしている高橋監督は、14度目の対戦でブラジルから初勝利を挙げた森保ジャパンから大きな刺激を得たと語る。

　高橋監督は「森保監督をはじめ、コーチングスタッフの方々と、夢フィールドで同じ環境で一緒に働き、コミュニケーションをとらせてもらえています。そのなかで、そうしたこと（日本の勝利）を見られたことは刺激になりますし、自分たちにもパワーになる。サッカー日本代表に続き、自分たちも歴史的な一勝をあげようという機運も高まっているし、選手もスタッフも、みんながパワーをもらっている印象です」と口にした。

　サッカー日本代表は14度目の対戦で初勝利を挙げたが、フットサル日本代表はこれまでブラジルと対戦して1分け20敗と21戦未勝利になっている。そんな相手について、高橋監督は「FIFAランキングが1位だけではなく、攻撃力も間違いなく世界ナンバーワンだということもわかっています。そのうえで、どう難しい状況に勇気をもって戦えるか。そこが戦術的なこと以上に大事になる。全員が共通意識をもってトレーニングもできていますが、重要になるのはメンタル面。マインドの部分が大事になってくると思います」と、世界王者と対戦するうえで「勇気を持つこと」をポイントに挙げた。

　試合は17日、19日に静岡県の北里アリーナ富士で行われるが、健介ジャパンは森保ジャパンに続き、カナリヤ軍団から勝利をあげることができるか注目される。