J助っ人の相手踏みつけは「反スポーツ的な行為」 長期処分は回避…1試合の出場停止が決定

札幌のマリオ・セルジオ【写真:産経新聞社】
札幌のマリオ・セルジオ【写真:産経新聞社】

札幌FWマリオ・セルジオは相手を踏んで一発退場

 Jリーグは9月16日、J2リーグ第29節の北海道コンサドーレ札幌対いわきFCの試合で退場となっていた札幌FWマリオ・セルジオに1試合の出場停止処分を下すと発表した。

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 この試合で先制していた札幌だったが、前半36分にはMF荒野拓馬がいわきMF五十嵐聖己に対する足の裏を見せた危険なタックルで一発退場となると、前半のうちに同点に追いつかれ、後半開始2分には逆転ゴールも決められてしまう。

 1年でのJ1復帰に向けては勝利が欲しい札幌だったが、後半5分に今度はマリオ・セルジオが退場となった。その場面、前線でボールを受けて反転したマリオ・セルジオはゴールに向かって進もうとするが、MF加瀬直輝に身体を寄せられる。加瀬が接触して倒れた後、マリオ・セルジオは加瀬を踏みつける形になり、椎野大地主審はこの試合2度目の一発退場を命じている。

 最低でも3試合出場停止処分となる「選手等に対する暴力」とみなされる可能性もあったが、Jリーグの規律委員会はこのプレーに対して1試合の出場停止処分とし、その理由について「倒れている相手競技者を飛び越す際に左脛付近を踏みつけた行為は、『選手等に対する反スポーツ的な行為』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」と、説明した。

 助っ人ブラジル人の長期出場停止は免れた札幌だが、20日の第30節徳島戦は、荒野とマリオ・セルジオの2選手を欠いて戦うこととなってしまった。

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