新助っ人、来日で驚き「暑さがすごい」 体感は中東以上…過去に「プレーしたことない」

浦和に加入したイサーク・キーセ・テリン【写真:©URAWA REDS】
浦和に加入したイサーク・キーセ・テリン【写真:©URAWA REDS】

浦和新加入のイサーク・キーセ・テリンが会見「いつでも準備できています」

 浦和レッズの新加入FWイサーク・キーセ・テリンが、9月5日のトレーニング後にオンラインで新加入会見を実施した。元スウェーデン代表のストライカーは「僕はいつでも準備できています。あとは監督が決めること」と、早期デビューへの意欲を示した。

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 テリンは8月24日に加入が発表された。Jリーグの夏の登録ウインドーは閉じていたが、前所属のスウェーデン1部マルメを退団して所属チームのない状態だったことから今季出場が可能で、9月7日のルヴァンカップ準々決勝第2戦、川崎フロンターレとの試合から登録される見込みだ。

 春開幕のスウェーデンリーグでプレーし、7月のUEFAチャンピオンズリーグ予選で出場したのが最後になる。自身の現状について「コンディションにはさまざまな要素があります。何週間か試合に絡んでいなかった時期もあります。日本の暑さは母国と全く違う環境にあります。まずは慣れていきたいです。次の試合に関しては、監督が決めることなので委ねたいと思います。ルール上はいつでもプレー可能なので、僕はいつでも準備できています。あとは監督が決めることです」と話した。

 その日本の暑さについて「暑さがすごいですね。このような中でプレーしたことはないです。(以前プレーした)アブダビ(UAEの首都)以上だと思います」と話したが、Jリーグについて「まだ細かいところを話すには早いと思いますが、個のスキルや個人戦術はスウェーデンとは多少違うかなと思いますね。スウェーデンの方が戦術、日本の方が技術的に高いと思います。個人の部分は多少違いますね。また、攻守の切り替えが日本の方が速いのかなと思います」という印象を話している。

 心強いのは同じ母国を持つMFサミュエル・グスタフソンが浦和に所属すること。過去に「対戦するときは常に気を付けていないといけない、頭のいい選手」という印象を受けて対峙していたというプレーメーカーとのコンビ結成を「相手にするのは厄介なので、良いことです。彼から素晴らしいパスが飛んでくると思います。ピッチ内外で良い関係を築けるでしょう」と話した。

 現在の浦和は後半の戦いに課題がある。その点について「(マチェイ・スコルジャ)監督とも話しました」というテリンは、「途中から入った際には経験を生かしてのボールキープや時間を使うことも意識したいです」と話す。そして「ターゲットプレーヤーになり、ボックス内の仕事を表現していきたい」とも展望を語った。

 これまでにも多くの国とリーグを渡り歩いてきただけに、「まずはチームメイトとの友好関係というか、お互いに知り合うのが最も重要だと思います。それはピッチ内外どちらもですね。プレーの癖もそうだし、関係性を築くこと。ピッチ外では日本の文化をリスペクトして受け入れながら、どこに行っても学ぶ姿勢を持ちたいです」と、チームに順応するために重要視していることを話した。最短で7日に日本でのデビューとなるテリンが浦和にどのような変化を与えるか注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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