神戸サポーターの大旗が相手選手にあわや接触 クラブが声明発表…該当者は応援自粛へ

神戸が大旗の使用を自粛【写真:柳瀬心祐】
神戸が大旗の使用を自粛【写真:柳瀬心祐】

神戸が横浜FM戦で起きた事象を説明

 J1のヴィッセル神戸は8月31日、前日に行われたJ1リーグ第28節横浜F・マリノス戦(0-1)において、サポーターが振っていた大旗が選手に接触しそうになった事象について声明を発表。該当者が応援の活動自粛することになった。

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 1-0で神戸が勝利した試合の後半アディショナルタイム、飯野七聖と横浜FMのDF鈴木冬一が競り合った場面で、ボールはそのまま流れてゴールラインを割った。その後サポーターが神戸の大旗を揺らし鈴木に当たりそうになる場面があった。

 この事象を受けて神戸はリリースで「クラブとして安全に関わる事象であると判断し、スタジアム内あらゆる角度の映像をクラブ内でも見直し、また速やかに当該大旗を振られていた方と当日中に面談を実施し、事象の経緯や当時の状況、意図などについて詳細な確認を行いました。その結果、当事者からは特定の選手に対して攻撃的な意図は無く、ボールが大旗に絡んだ際、ボールをリリースしようとした動作であったとの説明を受けました。しかしながら、当事者も映像を見返し、選手への接触可能性があったと認識し、事態の重大さを深く反省しております」と、当日中に聞き取りを行っていたと明かした。

 続けて「このような状況を踏まえ、当事者より大旗を使用する応援活動の無期限自粛、及び年内の来場自粛の申し出がございました。クラブとしましては、選手の安全なプレー環境、そして全ての皆さまが安心して楽しめる観戦・応援環境を維持するためにも、この当事者からの申し出を受理する予定です。加えて、当事者以外の大旗の使用についてもピッチから近いことも鑑み、協議していきたいと考えております。今後の改善策について、協議が完了し、Jリーグのプロセスに基づき適切な手続きをした後に、改めてヴィッセル神戸公式サイト等で皆さまにご案内させていただきます」としている。

「最後に、今回の事象を受け、SNS等において、当事者の個人を特定しようとする行為や、個人に対する心ない誹謗中傷が散見されております。このような行為は、決して行わないよう、皆さまに改めて強くお願い申し上げます。当クラブは、いかなる理由であっても、個人への誹謗中傷を容認いたしません」とメッセージを残した。

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