天才を襲った大怪我「やれるってところを」 築いたキャリア…日本代表FWから「いい刺激」

札幌の青木亮太「大きい怪我をしてもやれるんだってところを見せていけたら」
北海道コンサドーレ札幌は8月30日、J2リーグ第28節でRB大宮アルディージャに1-0で勝利した。後半から途中出場したMF青木亮太は、この試合でJリーグ通算200試合出場を達成。「特に意識していなかったですけど」と振り返った。
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故障で前節を欠場した青木は、後半25分にMF長谷川竜也に代わって投入。まだまだ本調子とはいかなかったが、1-0での勝利に貢献し「ちょっと怪我明けだったところもあるので、これからどんどん上げていきたいです」と語った。
流通経済大学付属柏高校を経て、2014年に名古屋グランパスへと入団した青木。天才と称されたが、2015年に左膝前十字靭帯断裂、左膝外側半月板断裂、左膝蓋骨脱臼の大怪我を負う。キャリア序盤は実力を発揮できず、苦しんだ。
しかし、2021年に札幌へ完全移籍すると、チームの中心として5年目。「怪我もあっていいスタートを切れなかったですけど、でもこうやって怪我してもちゃんとできるところを見せていると思う」と青木。「これからも大きい怪我をしてもやれるんだってところを見せていけたらいいなと思います」と話した。
苦しい経験も人一倍経験した分、「今やれてるっていう嬉しさの方がありますかね」と200試合を振り返る。今年は高校同級生のサンフレッチェ広島FWジャーメイン良が日本代表に選出。「いい刺激になりますし、チームのためにしっかり頑張っていきたいなと思います」とまだまだ高いところを見据えている。
そのためにも、今シーズンなんとしてでもJ1昇格という目標を叶えたいところだ。今の目標を聞くと「チームが一番なので」と答えた青木。残り10試合で一戦必勝の札幌だが、奇跡を起こすには青木の技術と経験が必要になるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)





















