本拠地サポーターの粋な計らい「そっちが力になりました」 古巣から大ブーイングも…「自分が選んだ道」

横浜FM戦にスタメン出場した永戸勝也【写真:柳瀬心祐】
横浜FM戦にスタメン出場した永戸勝也【写真:柳瀬心祐】

神戸DF永戸勝也が古巣・横浜FMと対戦

 ヴィッセル神戸は8月30日、J1リーグ第28節で横浜F・マリノスと対戦し1-0で勝利した。6月に横浜FMから神戸へ移籍したDF永戸勝也は初の古巣戦となったなか、アウェーサポーターからのブーイングについて「反応してくれるだけありがたい」と言及した。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 永戸は法政大学から2017年にベガルタ仙台に加入しプロデビュー。鹿島アントラーズへを経て22年に横浜FMへ加入し、正確なキックでチームのキーマンとして活躍を続けてきた。今季はチームが低迷するなかで主力としてプレーしていたが、6月9日に神戸加入が決定した。

 そんな永戸は古巣戦で左サイドバックとしてスタメン出場すると、アウェーサポーターからはボールを持つたびにブーイングをあびせられていた。これに「反応してくれるだけありがたいなと」と触れ、「(特段燃えるとかは)ないですね。特に寝れないとかはなかったですね」と明かした。

 さらに前半途中に自陣からのFKの場面で永戸がキッカーを務めると、蹴る前から大ブーイングされたが、その際に神戸サポーターからは拍手が送られる場面もあった。

「神戸のサポーターが拍手でかき消してくれたのでそっちが力になりました。試合出てる以上は神戸のためにプレーしますし、神戸の選手としてやっているので、ありがたかったです。リーグ戦自体も負けたり引き分けの流れだったので、またここから連勝していかないといけないですし、古巣だからってあまり(意識とかは)ないですね」と、神戸サポーターへ感謝の言葉を述べた。

 永戸自身、シーズン序盤は残留争いしているチームでプレーし、6月以降は優勝争いしているチームと落差のあるなかで、「自分が選んだ道ですし、本当に自分が決めてここにきてるので、言い訳せずに頑張るだけ。今を頑張りたいという気持ちです」と力強く締めくくった。

(FOOTBALL ZONE編集部・小西優介 / Yusuke Konishi)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング