浦和新助っ人は「競争を活発にする」 最速デビューは“9・3”か…監督期待「心配していない」

29日に定例のオンライン会見でFWイサークについて言及
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は8月29日に定例のオンライン会見を実施した。新加入が発表された元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンについて「彼が加入を決めてくれたのは嬉しい」としつつ、デビューについては9月3日のルヴァンカップの試合以降になると示唆した。
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浦和は24日にイサークの加入を発表した。夏の登録ウインドーは20日に閉じているが、前所属のスウェーデン1部マルメとの契約を終えて所属チームのない状態だったことから今季の残り試合でもプレーできる。24日の時点で浦和は「メディカルチェック等を経て、正式契約が結ばれる予定」としていた。
スコルジャ監督はイサークについて「7月中旬に最後の公式戦をプレーして、以降は自主トレをパーソナルなフィジカルコーチとしています。浦和とも連絡を取っています。彼が加入を決めてくれたのは嬉しく思います。9番のポジションでチーム内の競争を活発にしてくれる選手です。ハードワーカーであり、賢さもあり、狭いところでの技術もありコンビネーションも発揮できるタイプです。戦術的な規律も守れますし、性格の部分でもいい話を聞いています。ZOOMでのミーティングもしましたが、個性もあり真面目です」と話す。
浦和は天皇杯で敗退したことから、リーグ戦の残り11試合とルヴァン杯の準々決勝以降の試合を残す。最大で16試合となったシーズンになるが、指揮官はイサークの起用について「15試合にかかわってもらえれば」と話し、8月31日のリーグ第28節アルビレックス新潟戦でのデビューには否定的な見解を示した。そのため、最も早くても9月3日に行われる川崎フロンターレとのルヴァン杯準々決勝の第1戦がデビューになりそうだ。
そのうえで、日本と同じ春開幕のスウェーデンからやってくるストライカーについて「フィジカル面はあまり気にしていないです。順応してくれればと思います。彼にとってはまだシーズン途中の状況ですから心配はしていません。Jリーグに慣れるようにサポートしたいです。ホセ・カンテの状況を皆さんも覚えていると思います。1か月目の彼と終盤の彼は全く違う選手になっていたのも覚えていると思います。スタッフ、選手全員で彼が順応できるようにサポートしたいと思います」と、23年にプレーしたギニア代表ストライカーを引き合いに出して話した。
同じスウェーデン人のMFサミュエル・グスタフソンは「同じリーグでプレーしていたので選手としては知っていますが、個人的な知り合いではありません。もちろん彼がチームを助けてくれることを願っています。彼は身長もあってターゲットプレーヤーですし、ボックス内で多くの良いゴールを決めてきた選手です」として「お互い助け合って、日本に順応できるように協力したいです。できるだけ短期間で順応して、リーグ戦で活躍してほしい」と期待を込めた。
浦和は6月に加入したFW小森飛絢が7月19日の浦和デビューからコンスタントに得点も決めて活躍を見せている。一方でブラジル人FWチアゴ・サンタナのパフォーマンスが不十分な中で、シーズンの最終盤にスウェーデンからやってくるストライカーが浦和に変化を起こせるのか注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)




















