J最年少監督が初勝利…会見で本音「ホッと」 相手指揮官との意外な縁「おめでとうと」

柴田慎吾監督が就任2試合目で初勝利【写真:産経新聞社】
柴田慎吾監督が就任2試合目で初勝利【写真:産経新聞社】

札幌の柴田慎吾監督「個人的な感想で言いますと、ちょっとホッとしています」

 北海道コンサドーレ札幌は8月23日、J2リーグ第27節でヴァンフォーレ甲府に2-1で勝利した。11日に岩政大樹監督が解任され、就任したばかりの柴田慎吾監督が2試合目で初勝利。J1昇格へは負けられない試合が続くなか、「個人的な感想で言いますと、ちょっとホッとしています」と安堵の表情を見せた。

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 Jリーグ60クラブで最年少となる40歳にして、札幌を率いることになった柴田監督。初戦ではブラウブリッツ秋田に0-2で敗れてしまったが、この日は立ち上がりからチャンスを作ることに成功。前半17分には相手の背後を取ったMF長谷川竜也のクロスに、FWマリオ・セルジオが合わせて就任後初得点となった。

 さらには前半30分、左ウイングバックで先発したDFパク・ミンギュが、攻撃的なポジションでの起用に応えるJリーグ初ゴール。しかし、前半35分にMF鳥海芳樹に1点を返されると、後半は守備の時間も増える。蒸し暑い気候のなか最後まで1点を守り切ると、柴田監督はガッツポーズとともに雄叫びを上げた。

 試合後の会見では、「前半、狙い通りの形から、前節の反省も生かしたなかで、アグレッシブに攻守ともに仕掛けられて2得点、前半だけで取れたのは狙い通りでしたし、かなりいい展開だったかなと思っています」と総括した柴田監督。「減点方式はあまり好きじゃないので(笑)」と自己採点はしなかった。

 嬉しい初勝利にも、「まあでも、僕の初勝利がうんぬんではなくて、コンサドーレがしっかり勝てたということが本当に何より。個人的な感想で言いますと、ちょっとホッとしています」と言及。絶叫しながらのガッツポーズについては、「ただただ本当にコンサドーレが勝てたことに対する喜び」と説明した。

 また、甲府の大塚真司監督とは、2008年に札幌で同僚だった仲。「試合後に初勝利おめでとうと声をかけていただいた。同じリーグで戦うライバルでありますし、先輩として本当に日々リスペクトしているので、お互い切磋琢磨しながら、今後もやっていけたらなと思っています」と監督同士での再会を語った。

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