札幌が10位浮上、昇格争いは異例の混戦模様

　J2リーグ第24節が8月2日に各地で開催され、最新の順位表が発表された。コンサドーレ札幌は、ホームでサガン鳥栖に1-0で勝利し、10位に浮上した。

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　ホームに鳥栖を迎えた札幌は、鳥栖の守備を崩しきれない展開が続いた。だが後半32分に相手GKのミスを突き、MF荒野拓馬が今季初ゴールとなる決勝点を挙げた。

　開幕4連敗と厳しいスタートを切った札幌だったが、直近5試合は4勝1敗と調子を上げて10位に浮上。昇格プレーオフ圏の6位まで勝ち点5差としている。

　今節では2位のジェフユナイテッド千葉、3位のベガルタ仙台がともに引き分けるなど、上位陣が勝ち点を伸ばしきれず、順位表は一層混戦に。中位との勝ち点差は縮まり、札幌のように勢いに乗ったクラブには昇格圏突入のチャンスが巡ってくる構図となった。J2特有の熾烈な昇格レースが色濃く表れている。

　SNSでは「本当に今年のJ2どうなっているの」「過酷なリーグだよ、恐ろしい」「まだまだわからない展開！」「昇格争いお団子やね」「ぶっちゃけプレーオフ札幌までチャンスある」との反響もあり、異例の接戦ぶりに注目が集まっている。

“魔境”と呼ばれるJ2だが、今季はその様相がさらに激化。札幌を含む中位グループが勝ち星を重ねれば、プレーオフ圏入りも十分に視野に入る。残り14節、最後まで展開の読めない昇格争いが続きそうだ。