A代表デビューで即結果「名前が残ったかな」 歴代最速タイ記録…26分間の衝撃4発は「ちょっと自分らしいな」

ジャーメインがホンコン・チャイナ戦での手応えを話した
日本代表は7月8日、韓国で開催されているEAFF E-1サッカー選手権の初戦でホンコン・チャイナ代表に6-1の勝利を飾った。30歳を超えての代表デビュー戦で4ゴールを決めたFWジャーメイン良は「名前が残ったかな」と話した。
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前半4分、キャプテンマークを巻いたMF相馬勇紀が左サイドからクロスを上げると、ジャーメインが胸トラップしてボレーシュートを叩き込み鮮やかな先制ゴール。さらに前半10分、再び相馬のクロスからヘディングで押し込んで2点目を奪った。
3-0となった後の前半22分には、前線のコンビプレーから左足シュートを決めハットトリックを達成。代表デビュー戦でのハットトリックは史上4人目で、22分間での達成は1930年5月25日のフィリピン戦で若林竹雄氏が記録したのと並ぶ最速タイになった。さらに前半26分には右サイドから入った久保のラストパスに再びジャーメイン。代表デビュー戦での4得点も若林氏に並ぶ最多タイで、強烈な得点力を爆発させた。
95年ぶりとなる代表デビュー戦4ゴールに試合後のジャーメインは「名前が残ったかなっていう風に思います」とコメント。今季サンフレッチェ広島で記録しているゴール数に並ぶ得点に「去年も川崎戦でJ1の最多得点を1試合で超えたりとか、ちょっと自分らしいなとは思いました」と、ジュビロ磐田に所属当時の昨季に第2節の川崎フロンターレで4得点し、自身の年間J1ゴール数のキャリアハイを1試合でクリアしたことを思い起こして話した。
1995年4月生まれのジャーメインはすでに30歳を迎えての代表デビューになった。流通経済大学時代の同期は日本代表で主力のMF守田英正で、「この前オフで帰ってきてる時に久しぶりに会って、ヒデ(守田)は『なんか選ばれると思うよ』って言ってくれて。そういう意味では1つ結果が出せて良かったかな」と話す。
遅咲きの代表デビューになったが、今後への期待も膨らむ。昨季にJ1の日本人最多ゴールを記録したストライカーは自身は「去年一つ努力が実ったというか、一つ結果が出たので、少し目指せるチャンスはあるかなっていうのを思っていたし、まあ、今年E-1があるのも分かっていたので、思い切って広島にチャレンジするっていうのもありました」と話す。
「ワールドカップを僕は応援している側なので、そこまでまだ意識はできないですし、してないですけど、本当にヨーロッパでプレーしてる選手たちはとにかく素晴らしい代表選手だなっていうイメージしか今は無いです」と話すジャーメインだが、今大会でさらにゴールを重ねれば海外組が合流するチームでのチャンスも開ける。着実に力をつけてきた苦労人にとって、このE-1選手権はキャリアのターニングポイントになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)



















