容赦なき選手への“ダメ出し”に見るモウリーニョの信念 「持てるものすべてを出しているか」

選手の奮起を促す“モウリーニョ流”

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、これまで公の場で自分の教え子を批判し吊るし上げてきた。今季もイングランド代表DFルーク・ショーを筆頭に、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、守護神のスペイン代表GKダビド・デ・ヘア、元スウェーデン代表FWズラタン・イビラヒモビッチという実力者から、フランス代表FWアンソニー・マルシアル、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードら若手にも、容赦なく記者会見でダメ出しをしてきた。敗戦時には選手に対して責任も追及する名将は、非情な”“モウリーニョ・イズム”を「常識だ」と主張している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 選手へのダメ出しについて質問された指揮官は、「これは精神的なアプローチではない。常識だ。自分の持てるものすべてを出し切っている場合、私はその人間にそれ以上要求はできない」と語った。

 実力と実績通りのパフォーマンスを見せていない選手は、名前に関わらず公の場でダメ出しをする。これが選手の奮起を引き出すモウリーニョ流だという。

 若手のエース、ラッシュフォードは指揮官からダメ出しを受ける一方、1月から4月まで1ゴールしか決められず不振に陥った際には、逆に称賛されている。

 

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