第1戦は1-1でドロー、運命の第2戦は波乱の展開に

　フランス1部スタッド・ランスは現地時間5月29日、昇降格プレーオフ第2戦でメスと対戦し、1-3で敗れた。後半12分にMF伊東純也のアシストで先制したが、延長戦の末逆転負けを喫して2部降格が決定。2戦合計2-4で、天国から一転地獄に落とされた。

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　S・ランスは伊東とMF中村敬斗の日本代表コンビが先発。第1戦は1-1で引き分け、迎えた運命の第2戦だった。前半から攻勢をかけたS・ランスは0-0で折り返し、後半12分。ペナルティーエリア内の伊東へ縦パスが通ると、華麗なワンタッチで走り込んだFWアンジュ・マルシャル・ティアへ。これをティアが決めて何よりも欲しかった先制点を手に入れた。

　後半32分からDF関根大輝が途中出場して、日本代表の3人がピッチに揃った。だが直後の同33分、相手に崩されてしまい一瞬の隙を突かれて同点に。両者にとって負けられない一戦で試合は振り出しに戻った。

　終盤に攻め込んだS・ランスだったが、ゴールを割ることができずに試合は延長戦へ突入。すると延長後半10分、メスが勝ち越しに成功。さらに4分後、相手GKが飛び出したところをゴティエ・アインが華麗なループでダメを押した。

　逆転負けを喫したS・ランスは2部降格が決定。試合終了の笛が鳴ると伊東と関根はピッチに座り込み唖然。中村は涙を流しユニフォームで顔を覆った。日本人トリオとって苦しいシーズンが幕を閉じた。