マンUの360億円メッシ獲りにアディダス社が特別援助?

英地元紙「アディダスがマンチェスター・ユナイテッドを支援」

 マンチェスター・ユナイテッドがバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ獲得に向けて、来季からスポンサー契約を締結することで合意しているスポーツ用品大手のアディダス社から獲得資金の特別援助を受ける可能性が浮上している。英地元紙「メトロ」が「移籍金2億ポンド(約360億円)のメッシ獲得に向け、アディダスがマンチェスター・ユナイテッドを支援する」との見出しで報じている。

 メッシは前節デポルティボ・ラコルーニャ戦でハットトリックの活躍を見せるなど、後半戦絶好調だが、ルイス・エンリケ監督との起用法を巡る確執が表面化。「来季自分がどこにいるのかわからない」と語るなど、今季終了後にクラブを退団する可能性が浮上している

 そんなメッシを巡り、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが移籍先候補として浮上しているが、バルサの至宝の移籍金は2億ポンドとサッカー史上最高額に設定されている。チェルシーはメッシ獲得時に大金を捻出した場合、ファイナンシャル・フェアプレーに抵触するために争奪戦参入が困難と見られている。

 クラブ規模と収益面からマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードしか獲得できないと言われているメッシだが、マンUは世界最高額でのエース獲得に向け、大きな助力を手にする可能性が浮上。クラブは来季からアディダス社と10年総額7億5000万ポンド(約1350億円)のスポンサー契約を締結することで合意したばかりだが、ドイツに本社を置く同社はメッシ獲りに特別ボーナスを出す可能性が現地でレポートされている。

 アディダス社はメッシともスポンサー契約を結んでおり、同社にとって最高の広告塔。来季からはマンUとの世界最大規模の契約もスタートする。今回、具体的な金額面は報じられていないが、両者が“ドッキング”することは企業的なメリットもあるのかもしれない。

 今季開幕前に270億円の補強費をつぎ込んだ赤い悪魔だが、アディダス社のロゴである三本線が結ぶ縁で史上最高額の移籍を実現できるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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