リバプールで長年プレー

　イングランド1部リバプールが5月5日、DFトレント・アレクサンダー＝アーノルドが契約満了に伴い、今夏クラブを退団することを発表した。移籍情報に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏は公式X（旧ツイッター）でリバプール退団と、スペイン1部レアル・マドリード移籍が近づいていることを報じた。

　現在26歳のアーノルドは6歳からリバプールのユースチームに所属。2016年にトップチームデビューを果たしていたなか、今夏限りでの退団が決定。アーノルドはこれまでリバプールで公式戦352試合に出場し、23ゴールを挙げ、今シーズンのプレミアリーグ優勝を含む主要8タイトルを獲得した。

　リバプール退団の発表を受けて、アーノルドは自身の公式SNSに動画を投稿し、「これは間違いなく、人生で最も難しい決断でした」と心境を明かした。

「私はこれまで他の何も知りませんでした。この決断は、新たな挑戦を経験し、自分をコンフォートゾーンから抜け出させ、プロとしても人としても成長するためのものです。私はこのクラブのために、毎日全力を尽くしてきました。そして、この時間の中で、皆さんに何かを返せていたと感じてもらえていたら嬉しいです。心の底から、監督、コーチ、チームメート、スタッフ、そして信じられないほど素晴らしいサポーターの皆さん、これまでの20年間、本当にありがとうございました。

　今回のニュースがあまり長く引きずられず、今シーズンにチームが達成してきた素晴らしい結果に目を向けてもらえたらと思います。本当に素晴らしいシーズンでした。その一員でいられたことは光栄であり、これからもチームの成果を祝福してもらえたらと思っています」

　そのなかで、ロマーノ氏は自身の公式Xにて、「トレントがレアル・マドリードに5年契約で加入するための書類が準備中、口頭合意済み」と、アーノルドの現況を伝えた。リバプールで長年活躍をした生え抜き英代表DFのレアル移籍が近づいている。