川崎がアル・ナスルを破って初の決勝進出、韓国メディアも快挙を伝えた

　J1川崎フロンターレは現地時間4月30日に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）の準決勝で、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらを擁する強豪アル・ナスル（サウジアラビア）を3-2で撃破。クラブ初の決勝進出を果たした。

　川崎は前半10分にFW伊藤達哉の先制ゴールで幸先よくリードを奪う。その後に追いつかれるも、FW大関友翔のゴールで勝ち越し、さらに途中出場のMF家長昭博のゴールで突き放した。終盤に1点差に詰め寄られるも、そのまま逃げ切って3-2で勝利。クラブ史上初となるアジア王者に向け、アル・アハリ（サウジアラビア）との決勝へコマを進めた。

　川崎の決勝進出について、韓国メディア「MAEIL BUSINESS NEWSPAPER」は「ホームで光州FCに敗れた日本の川崎フロンターレがクリスティアーノ・ロナウドを涙させ、ファイナルへ進んだ」とスター軍団撃破の衝撃を伝えていた。

　川崎はサウジアラビア一斉開催で相手に地の利があるなか、見事にベスト4の壁を越えた。決勝の相手もサウジアラビアのアル・アハリで、元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、アルジェリア代表FWリヤド・マフレズといった経験豊富な選手が所属している。アル・ナスルに負けず劣らずの強敵に再び勝利し、悲願のタイトルを掴み取ることができるだろうか。