フェイエノールト上田綺世が今季6得点目、ファン・ペルシー監督も高評価

　オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世は現地時間4月25日の第30節ズヴォレ戦で今季6得点目をマークし、4-0での勝利に貢献した。チームを率いるロビン・ファン・ペルシー監督は「走り出しのタイミングが完璧だった」と上田のゴールを高く評価。「上田は最近進歩している」とその成長ぶりにも舌を巻いた。

　先発出場の上田は前半14分、味方のスルーパスにオフサイドラインぎりぎりで抜け出し、左足の浮き球シュートで先制点を挙げた。今季は負傷に苦しんでいたなかで、今季6得点目となった。

　上田の先制ゴールを皮切りにその後3点を加えたフェイエノールトはズヴォレに4-0で快勝。6連勝で3位をキープした。残り4試合で、来季のチャンピオンズリーグ本戦出場権獲得圏内の2位PSVと5ポイント差となっている。

　オランダメディア「VI」によれば、チームを率いる元オランダ代表のファン・ペルシー監督は「ESPN」で上田について「素晴らしい走りだった。もちろん（MFヤクブ・）モデルからのパスも素晴らしいものだったが、走り出しのタイミングは完璧で、左足でうまく決めた」とコメント。オフサイドラインを見極めた抜け出しとシュートの正確性を褒め称えた。

　また、指揮官はクラブ公式メディア「Feyenoord ONE」のインタビューでも「上田は最近進歩している。フィジカル面と試合への理解についてだ。動きが変わり、ピッチへの入り方が素晴らしい。全てが正しい方向へ進んでいる兆しだ」と上田を称賛していた。

　26歳の日本代表ストライカーはファン・ペルシー監督就任後にリーグ戦5試合で3得点と調子は上向き。新監督の下で確かな信頼を掴みつつあるようだ。