メッシが自身30回目のハットトリックを記録 得点量産で移籍のうわさを払拭

「貪欲なメッシが戻ってきた」

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、18日のデポルティボ・ラコルーニャ戦で自身30回目のハットトリックを記録し、4-0の大勝に貢献した。この勝利で首位レアル・マドリードとの勝ち点差を1に縮めている。

 前半10分、クロアチア代表MFイバン・ラティキッチの完璧なクロスをループ気味のヘディングシュートで決めて先制点を挙げた。これでメッシは、勢いに乗る。同33分、後半17分にも立て続けにゴールネットを揺らし、62分間で鮮やかなハットトリックを達成した。

 メッ シのリーガでのハットトリックは、これが22度目。レアルの伝説の名手アルフレッド・デステファノらに並ぶ史上2位タイとなった。首位のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの23回にも、あと1と迫っている。

 メッシは起用法をめぐるルイス・エンリケ監督との確執が取り沙汰されてきた。12日のFIFAバロンドール授賞式では「来年、自分がどのクラブにいるのか分からない」と今季限りでの退団を臭わせるなど、メディアを賑わせていた。

 マンチェスター・ユナイテッドなどへの移籍のうわさも浮上する中、メッシはチームのリーグ総得点48ゴールの約3分の1となる19得点を稼いでいる。スペイン地元紙「マルカ」は、「貪欲なメッシが戻ってきた」という見出しで特集記事を掲載するなど、 メッシは去就のうわさを払拭するようなゴール量産モードに突入している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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