デブ猫か救世主か 元英代表FWがプレミアに電撃復帰!
デフォーが破格の条件でサンダーランドに移籍
元イングランド代表FWジャーメイン・デフォーが米メジャーリーグサッカー(MLS)トロントFCから1400万ポンド(約25億円)の移籍金でサンダーランドへの加入が決定した。英紙「サン」が報じている。
デフォーは2014年にトットナムからトロントFCに移籍。好条件を手にしてセミリタイア状態だったが、3年間半の年俸472万ポンド(約8億5000万円)という破格の条件で世界のトップリーグへの帰還を果たした。
アストン・ビラ、ハル・シティ、レスター・シティ、QPRもデフォーの動向を追っていたが、イングランド人フィニッシャーを射止めたのはサンダーランドだった。今季リーグ16位に沈み、21試合18得点と、得点力が大きな課題とされていた。デフォー獲得に成功したことで後半戦の巻き返しに臨む準備を整えた。
一方、サンの記事はサンダーランドの愛称「Black Cat」を引用して、今回の移籍を「Fat Cat Defoe」という見出しとしており、この「デブ猫」という表現は英国で不労所得者を指す隠語で、デフォーの大型契約に対しての不信感を裏付けるものとなっている。「救世主」なのか、「デブ猫」なのか、その答えを出すため、デフォーはイングランドに舞い戻る。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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