「コンスタントにチームの得点源になりたい」

「もちろん試合のビデオがミーティングルームにあるし、試合の日は分析もすると思う。もちろん分析も大事だけど、そういうチームに対してどうやって勝ち切るかということを、僕らはここで経験しておくべき。勝ち切る強さはこういう本番でないと味わえない。どんなに苦しくても勝てるというのが大事。

　もちろん先制点を取ればチームは楽になる。まずはそこを目指さないといけない。取れなかった時にどう我慢しながらサッカーをやるか。たとえば取られた時も動じずに同点に追いついて逆転できるかも大事。この大会は多く点を取って失点を少なくするのが一番大事になる」

　真剣勝負の公式戦だけに、内容を犠牲にしても勝ち点にこだわる意識を強調。前回の2011年カタール大会ではサウジアラビア戦でハットトリックを記録。だが、この試合以外で岡崎はゴールを決めることができなかった。

「1試合で3点は良かったと思うけど、どちらかというと各試合で1点で3点のほうが個人的にはいいと思う。コンスタントにチームの得点源になりたい」

　悲願であるプレミア移籍の報道が欧州で加熱しているが、岡崎は平常心を貫く。毎試合ゴールをノルマに連覇という偉業に挑む。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images