遠藤が幕を開けたアジア杯連覇への心得 「サッカーに絶対はない」

4大会連続出場のMFが語る言葉

 日本代表のMF遠藤保仁(G大阪)は9日、アジア杯オーストラリア大会初戦となるパレスチナ戦(12日・ニューカッスル)に向け、「サッカーに絶対はない」と連覇への心得を語った。日本が初戦の地・ニューカッスルでの初練習を行った同日、ついに大会が幕を開けた。
 開幕にあたり、遠藤は「実際、始まりましたし、テレビで見たり、試合が近づけば、さらにそういう雰囲気になっていくと思う」と答えた。大会連覇に挑む日本だが、4大会連続出場となる練達のMFに気負いはない。“アジアの戦い”の心得も淡々とこう口にした。
「サッカーに絶対はない。しっかりと自分たちがいい入り方をできるように、数回あるトレーニングでいい準備をしたい」
 さらに、遠藤は、ハビエル・アギーレ監督のチームマネジメントに信頼を寄せてこうも語った。
「具体的なミーティングはないけど、ああいう監督なんで、リアクションをはじめチームの雰囲気を作るのがうまい。その辺は心配していない」
 どこまでも泰然自若を貫く男だが、自らの仕事として挙げたのは、チーム最年長選手らしい役割だった。
「もう1度、試合に入るにあたってしっかり意思統一をして、全員が同じ目標に向かってやっていける環境をつくりたい」
 遠藤は、ベテランらしい振る舞いで連覇を支えるつもりだ。今大会も頼りになる背番号「7」が、日本の中盤でタクトを振るう。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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