プレミア王者マンチェスター・シティ移籍急浮上で“勘違い”発生

　スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧に、プレミアリーグ王者マンチェスター・シティ移籍の可能性が急浮上している。そんななか、シティが今月頭に公開した日本人選手との契約発表動画が現地ファンを「パニックに陥れている」と英紙が注目している。

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　古橋は2021年、当時アンジェ・ポステコグルー監督が指揮していたセルティックに加入。初年度から得点を量産し、リーグ年間ベストイレブンに選出された。翌2022-23シーズンには得点王とMVPを受賞し、絶対的エースとして座を確立した。一方、肩に負傷を抱えていることもあり、昨季就任したブレンダン・ロジャース監督の新体制では出場機会がやや減少する傾向にあり、去就が騒がれる存在になっていた。

　そんななか、古橋のシティ移籍の可能性が急浮上していると多くの現地メディアに取り沙汰されており、今夏にアトレティコ・マドリードへと移籍したアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの後任の有力ターゲットにリストアップされたと報じられている。そんななか、英紙「ザ・サン」は「セルティックサポーターをパニックに陥れているシティの契約発表動画はすでに公開されていた」と見出しを打ち、今月頭にシティが公式X（旧ツイッター）で公開した日本人選手との契約発表を報じる動画に脚光を当てている。

　シティが8月2日に投稿したポストでは、日本の国旗の絵文字が添えられ、シティのユニフォームを着用した日本人選手が背後から映し出される動画となっていたが、記事では「セルティックのストライカーの代名詞であるマッシュルームヘアと驚くほど酷似した髪型」と言及したうえで、「あるセルティックサポーターは、『今までありがとう、お元気で』とコメントしていた」と、古橋のシティ加入の契約発表映像であると信じている現地ファンの様子も伝えていた。

　しかし、実際に動画に映っていたのは古橋ではなく、日テレ・東京ベレーザからシティ女子チームに完全移籍したなでしこジャパンMF藤野あおばだった。「20歳のアタッカーが東京ベレーザからシティの女子チームに加入した」と説明しており、藤野の加入動画が多くのサッカーファンの勘違いを巻き起こしていると注目していた。現実的に考えれば、シティ移籍の可能性が急浮上したばかりの古橋が8月頭に公式SNSで取り上げられるはずがないのだが、それだけ現地ファンは古橋の移籍に戦々恐々としている証なのかもしれない。