テネリフェ柴崎の遠征メンバー入りは「新たな重要な一歩」 地元紙はスタンド行きの可能性も指摘

12日の敵地ヘタフェ戦に帯同、ベンチ入り18選手に入り新天地デビューを果たせるか

 スペイン2部テネリフェに移籍したMF柴崎岳は、12日の敵地ヘタフェ戦の遠征メンバーに初選出された。スペイン地元メディアは不安障害と胃腸炎という心身の不調から回復した司令塔のメンバー入りを「新たな重要な一歩」と期待を寄せる一方、試合当日にスタンド行きを命じられる非情な運命も残されている。

 「柴崎がCDテネリフェで初めての招集」と報じたのは、地元紙「エル・ドルサル」電子版。1月末の移籍市場最終局面で移籍金ゼロで加入した柴崎は、心身両面の不調を乗り越え、故障者続出のチーム状況から遠征メンバーに帯同できるまで回復した。

 記事では「CDテネリフェでの柴崎岳の進化における、新たな重要な一歩だ」と記事では報じられている。だが、まだデビューが確約されたわけではない。今回の招集メンバーは19人。ベンチ入りメンバーは18人のため、「試合前にチームは1人見捨てなければいけない」と非情な現実を指摘している。

 柴崎は敵地アルフォンソ・ペレス競技場で、スタンド行きの屈辱を免れ、ベンチ入りとスペインデビューを果たすことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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