20歳板倉の同点弾で数的不利の川崎がイースタン戦1-1ドロー 相手女性監督はACL初勝ち点

後半から田坂を投入してチャンスが生まれる

 後半から川崎は右サイドにMF田坂祐介を投入すると、その田坂からチャンスが生まれた。同4分には田坂のラストパスからU-20日本代表MF三好康児が決定機を掴むと、同7分には田坂が右サイドから入れたボールを中央でFWハイネルがつなぎ、走り込んだDF板倉が押し込んで1-1の同点ゴールを決めた。

 しかしその後は川崎の攻撃がトーンダウン。前半と同様にボールを持ちながら決定機に至らない時間が続いた。逆にイースタンにセットプレーからクロスバー直撃のヘディングシュートや、ゴールライン上でFW森本貴幸がクリアする際どい場面を作られたが、失点は免れた。

 後半の半ばには主将の小林を投入したものの攻めきれず、そのまま引き分け。川崎は初戦の水原三星(韓国)戦に続く2戦連続のドロー決着となった。試合終了直前のラストプレーでFWハイネルが2枚目のイエローカードで退場となるなど、川崎にとっては次戦にも影響の出る厳しい結果。同組のもう1試合は水原と広州が2-2で引き分け、日中韓の3チームによる三つ巴が濃厚なグループの中で、手痛い勝ち点の取りこぼしとなった。

 また、イースタンはACL史上で香港勢初の勝ち点をゲット。チャン・ユェンティン監督にとっても、女性監督としてACLで史上初の勝ち点となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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