“久保建英封じ”に成功した高校サッカー選抜 対峙選手が明かす…秘訣は「1.5メートル」

黒田監督から授けられた“久保封じ”とは

「(中村とともに)斜めに走り込んできて、自分の背後から走ってくる動きは嫌でしたね」(佐藤遥大/駒澤大高)

「体を入れても、少しのスキがあったらすり抜けていくので、ずっと入れておくことを意識しました」(阿部海大/東福岡高)

 とはいえ久保の才能に、手をこまねいていただけではない。黒田監督からは2日間という短いトレーニング期間ながら“久保封じ”を授けられていた。それは阿部が語った体を入れ続ける意識と同時に、間合いの具体的な距離感だったという。佐藤はこう明かした。

「彼にスペースを与えてしまうと、何でもやられてしまう。なので、もし前を向かれてしまった時は『1.5メートル』ほどの距離感で寄せていくことを意識するようにしました。逆に相手が後ろを向いている時や、背中を見せている時は球際でバチーン! といくようなイメージでいこう、というのは試合前のトレーニングから言われていたところでした」

 

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