湘南が17位まで浮上

　J1最下位となっていた湘南ベルマーレは5月6日、リーグ第12節でサガン鳥栖と対戦。先制を許したものの、前半のうちに追い付くと後半に勝ち越して2-1の勝利を収めた。今季2勝目で勝ち点を10に伸ばし、最下位と降格圏からの脱出に成功している。

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　第2節の京都サンガF.C.戦（2-1）以来、今季リーグ戦で白星がない湘南。前節も鹿島アントラーズ相手に1-3と力負けしたなか、この日も前半13分に鳥栖に先制ゴールを許す苦しい立ち上がりとなった。

　コーナーキックの場面で鳥栖FW富樫敬真に頭で押し込まれて先制ゴールを奪われる展開に。それでも湘南は同25分、左サイドからMF阿部浩之が上げたクロスに対し、FW福田翔生が反応する。こちらも頭で合わせ、15分足らずで同点に追い付いた。

　前半のボールポゼッション率は湘南が57％。ほかシュート数など両チーム互角の戦いを繰り広げ、ハーフタイムを迎える。後半開始から湘南は先発したMF茨田陽生を下げ田中聡を投入。するとその1分後だった。

　エリア手前でMF池田昌生が出したパスに反応した阿部。ダイレクトで放った狙いすました一撃はそのままネットを揺らし、華麗な崩しで湘南が2-1の勝ち越しに成功。このリードを守った湘南は今季2勝目を挙げた。連敗を避けて勝ち点を10まで伸ばすと、湘南が降格圏と最下位を脱出し、17位まで浮上している。