プレミアリーグ第35節でウェストハムと敵地で対戦

　イングランド1部リバプールは4月27日、プレミアリーグ第35節でウェストハムと敵地で対戦し、2-2の引き分けに終わった。

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　リバプールは試合前の時点で首位アーセナルと勝ち点3差のリーグ3位に付け、1試合消化試合が少ない2位マンチェスター・シティとは同2差。残り4試合となったなかで、1つも落とせない状況となっている。ミッドウィーク（24日）に行われたエバートンとのマージーサイドダービーを0-2で落とした直後とあって、不安を一掃するパフォーマンスが期待された。

　日本代表MF遠藤航が2試合ぶりに先発復帰したなかで、リバプールは立ち上がりからボールを支配。前半10分には左サイドのDFアンドリュー・ロバートソンが中央へ送ったクロスからチャンスに近づくも、FWコーディ・ガクポが頭で流したボールに反応したMFハーヴェイ・エリオットのシュートはサイドネットに外れた。

　その後もウェストハムゴールに迫るも同40分にペナルティーエリア内左からFWルイス・ディアスが放ったシュートがゴールポストに嫌われるなど1点が遠い。すると同43分、遠藤のボールロストで招いたショートCK（コーナーキック）からMFジャロッド・ボーウェンにヘディングシュートを決められ先制を許した。

　後半、意地を見せたいリバプールは早々に反撃が実る。同3分、左サイドでボールを受けたディアスがそのまま持ち上がりカットインしてエリア内へ侵入すると、ロバートソンへラストパス。ロバートソンが左足を振り抜くとこれがゴールネットを揺らして試合を振り出しに戻した。

　さらに同20分、コーナーキックから逆転に成功する。ゴールニアサイドで競り合ったボールが背後に流れるとエリア内でフリーになったガクポの右足シュートが相手に当たってオウンゴールを誘発。エバートン戦に続く連敗は許されないなかで、勝利への執念を見せつけた。

　それでも粘るウェストハムの反撃をかわせない。同32分、自陣左サイドからのクロスをFWマイケル・アントニオに頭で合わせられ、再び同点に。この直後にリバプールは遠藤、DFトレント・アレクサンダー＝アーノルド、ディアスを代えて、FWモハメド・サラー、FWダルウィン・ヌニェス、DFジョー・ゴメスを投入し打開を図る。

　なんとか勝ち星を掴みたいリバプールは攻勢を強めるもあと1点を奪えず、2-2のまま終了。この結果、勝ち点１を加えて同75にとどまり翌日に試合を控えるアーセナル、シティとの優勝争いに向けて痛恨の結果となった。