リバプール格下にまさかの不覚 本拠地で公式戦2連敗…遠藤航は前半のみで交代に
本拠地でクリスタル・パレスと対戦
イングランド1部リバプールは現地時間4月14日、プレミアリーグ第33節で15位クリスタル・パレスと本拠地で対戦し0-1で敗れた。日本代表MF遠藤航は先発出場したなか、やや不安定なパフォーマンスもあり前半のみで交代となっている。
リバプールは前節、アウェーでマンチェスター・ユナイテッドと対戦。2-2と引き分けたため、得失点差でアーセナルに首位を明け渡した。ミッドウィーク(11日)に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝・第1戦ではイタリア1部アタランタ相手に本拠地で0-3と完敗。不穏なムードを払しょくする意味でも、勝利が欲しい一戦になった。
本拠地の大声援を受けてキックオフした一戦だったが前半14分、リバプールはいきなり失点。自陣右サイドの高い位置でパスをつながれた流れで、MFタイリック・ミッチェルにニアゾーンへの侵入を許すと中央へ送られたクロスをFWエベレチ・エゼに決められ先制を許した。
その直後にもピンチが到来。自陣へのボールに対しハーフウェーラインを越えたあたりでDFフィルジル・フィジル・ファン・ダイクが足を滑らせ転倒。相手FWジャン=フィリップ・マテタが一気に独走し、GKアリソンとの1対1で無人のゴールへ流し込まれそうになったが、DFアンドリュー・ロバートソンがライン上でスーパークリアを見せ、難を逃れる。
反撃に出たリバプールは前半27分にチャンスが到来。コーナーキックの場面でゴール前で混戦になると遠藤がGKの至近距離から放ったシュートは惜しくもクロスバーを直撃し、得点にはならない。その後も前線のFWルイス・ディアス、FWモハメド・サラーを中心に相手ゴールに迫ったが1点を奪えず、ビハインドでハーフタイムを迎えた。
遠藤は前半のみでMFドミニク・ソボスライと交代に。ここ1か月のリーグ戦では、ベンチから途中出場した第27節のノッティンガム・フォレスト戦の30分間に続いて短いプレータイムになった。
リバプールは後半、負傷者も出るなかで積極的に交代カードを切り猛攻を仕掛ける。しかし、後半9分にFWダルウィン・ヌニェス、同29分にはMFカーティス・ジョーンズが決定機を決められない。終盤まで相手ゴールに迫ったがこのまま敗れ、格下にまさかの不覚をとる形に。これで公式戦2連敗、リーグ戦では第23節アーセナル戦(1-3)以来、9試合ぶりの敗戦となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)