堅守が売りの前任者モウリーニョは意外にも…

「モウリーニョの時には、ただ選手をシステムで並べるだけ。そこまで戦術練習を行わなかった。フットボールをするわけだから、何をすべきか分かる。オートマチズムの部分で少し違いがあるのかもしれない」

　アザールはそのように説明している。戦術至上主義と呼ばれるイタリアで現役時代をボランチとして戦い抜き、監督としてもユベントス、イタリア代表でキャリアを築いてきたコンテ監督の戦術をチームに落とし込む手腕は卓越しているようだ。かたや堅守を売りにしてきたモウリーニョ監督だが、両差には大きな違いが存在するという。

　チェルシーの躍進は、コンテ監督の手腕が大きな要因と言えそうだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images