セリエAの今季前半戦ワーストイレブンの1トップにはミランのトーレスが選出

かつての名手たちの名前も

 セリエAを中継している衛星放送「スカイ・イタリア」が、「災厄のイレブン」を選出した。セリエA前半戦のワーストイレブンの1トップには、アトレチコ・マドリードへの期限付き移籍で合意に達しているACミランの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが不名誉にも選ばれた。
 システムは4-3-3。GKはローマの元イタリア代表GKモルガン・デ・サンクティス。スクデットを狙う強豪の守護神としては、ミスが多すぎると酷評されている。
 右サイドバック(SB)は日本代表FW本田圭佑の同僚で、失点に多く関わったミランの元イタリア代表DFダニエレ・ボネーラが選出された。前半戦のミランDF陣でも際立ってひどく、常に不安定だったと指摘。スタンドのサポーターもボネーラのボールタッチのたびに神経をとがらせたという。
 センターバックは今季マンチェスター・ユナイテッドから加入したインテルのセルビア代表DFネマニャ・ビディッチ。さえないパフォーマンスからベンチを温める機会が増えている。コンビを組むのは、かつての名手。ベローナのメキシコ代表DFラファエル・マルケスは、バルセロナ時代に皇帝と称されたエレガントなリベロだったのだが、不用意なファウルが目立ち、カードコレクターと化している。
 左SBはローマの元イングランド代表DFアシュリー・コール。寸評では、イタリアの首都で明らかに苦しんでいると、紹介されている。かつて世界最高のSBと呼ばれたスピードスターも、UEFAチャンピオンズリーグのバイエルン戦では対面したオランダ代表FWアリエン・ロッベンに手玉に取られてしまった。
 中盤の右はウディネーゼのギリシャ代表MFパナギオティス・コネ。昨季ボローニャで活躍したが、今季は不振。ストラマッチョーニ監督の信頼を失った。中央はパルマのフランチェスコ・ローディ。左利きのレジスタも輝きのない前半戦を過ごした。左MFは、今季エスパニョールからナポリに加入したスペイン人MFダビド・ロペス。期待の新戦力はここまでサポーターの期待を裏切っている。

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