26日の北朝鮮戦開催中止が正式決定

　森保一監督の率いる日本代表は、3月21日に千葉県内でトレーニングを行った。前日行われた北中米ワールドカップ（W杯）2次予選の北朝鮮戦に1-0で勝利した日本は、2次予選突破に王手をかけていたが、26日に平壌で予定されていた試合の開催地が未定となり、移動を取りやめていた。

　同日には26日の北朝鮮戦開催中止が正式決定。練習後、21日の試合で出番がなかったGK大迫敬介は「自分としては、試合出場のチャンスがなくなってしまうのは残念です」と、実戦機会が訪れなかったことを残念がった。

　前日の試合について、大迫は「緊張感のあるゲームでしたし、北朝鮮のカウンターでしっかり枠にボールを飛ばしてくるクオリティーがありました。日本も苦しめられる時間があったなかで、結果を出せたことはまた1つ自信になると思います」とコメント。先発出場したGK鈴木彩艶のプレーから学んだことを問われると「うしろからつなぐところと、後半になかなか自分たちの時間を作れないなかで、長いボールを使いながら相手の術中にハマらないプレーは学ぶ部分もありました」と、続けた。

　アジアカップは負傷もあってメンバーに選ばれなかった大迫にとって、アピールをするチャンスも欲しいところだった。今回、起用されなかったことについて大迫は「試合に出るために準備しているので、悔しさは間違いなくありますが、まだまだ自分が出るに値しないパフォーマンスなのかなと思いますし、もっと自分を高めていかないといけないと感じました」と、日本代表で得た刺激を糧に、さらに成長することを誓った。