ノーゴールの判定に猛抗議も覆らず

　そして失点直後の同31分に、問題のシーンが起きた。バルサの右サイドからのクロスに対してL・スアレスが飛び込んだところ、相手DFのクリアがこぼれてゴールラインを越えたように見えたが、判定はノーゴール。このボールを間近で見ていたL・スアレスは、副審に対して猛抗議した。その後もバルサが攻め込みながらベティス守備陣にゴールライン上でクリアされるなど、万事休すかと見えた。

　しかし終了間際の同45分、窮地を救ったのはやはりメッシとL・スアレスだった。ペナルティーエリア手前からメッシがスルーパスを送ると、裏に抜けたL・スアレスが冷静にGKとの1対1を制して同点に追いついた。

　敗戦こそ逃れたものの勝ち越しゴールを奪うことはできず、首位レアルを追うバルサにとっては手痛い勝ち点1となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images