“事実上の決勝”と呼べる一戦　もう1試合はセルタ対アラベス

　スペイン国王杯の準決勝組み合わせ抽選会が現地時間27日に行われ、同大会3連覇を目指すバルセロナは、闘将ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコ・マドリードとの対戦が決まった。

　ルイス・エンリケ監督が就任して以降、バルサはスペイン国王杯を2シーズン連続で制覇。大会を通じても最多となる計28回の優勝を誇るなど、相性の良い大会として知られている。準々決勝のレアル・ソシエダ戦は合計スコア6-2と自慢の攻撃力を見せつけ、7シーズン連続となる準決勝進出を果たした。

　今大会で順風満帆のプレーを見せるバルサだが、準決勝の組み合わせ抽選会で引いたのは、アトレチコ・マドリードだった。アトレチコは今季のリーガこそ序盤戦で出遅れたものの、12月以降勝ち点を積み上げてバルサに次ぐ4位につけている。またスペイン国王杯準々決勝では、MF乾貴士が所属するエイバル相手に合計スコア5-2で勝利。2012-13シーズン以来の優勝に向けてベスト4に駒を進めた。

　もう一方のカードは、レアル・マドリードを下したセルタとアラベスの一戦となったが、「MSNトリオ」が好調をキープするバルサと、ここに来て復調傾向のアトレチコとの戦いは“事実上の決勝戦”となりそうだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images