ACLラウンド16第2戦で川崎を撃破、劇的展開に母国メディア沸騰

　AFCチャンピオンズリーグ（ACL）のラウンド16第2戦で、山東泰山（中国）が川崎フロンターレをアウェーで4-2と撃破。終了間際の得点で2戦合計スコアでも6-5と上回る劇的勝利を挙げた。母国メディア上では「このスコアは誰も想像できない」と驚きを持って伝えられ、山東の勝利に沸いている。

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　ホームでの第1戦を2-3で落とした山東は前半8分、相手のミスを突く形でMFリー・ユェンイーのアシストからFWクリサンが先制点を奪取。同25分には川崎のコーナーキックを奪った流れからロングカウンターを発動すると、左サイドからのアーリークロスをDFガオ・ジュンイーが合わせて2点目を奪った。

　その5分後、川崎DF三浦颯太に1点を返され、後半14分にはFWエリソンに同点ゴールを献上。2戦合計スコアで4-5と一歩後退する形になりながらここから驚異的な粘りを発揮し、同28分にクリサンのミドルシュートで勝ち越しに成功すると同アディショナルタイムにはコーナーキックから最後はDFジャジソンが4点目を加点した。

　土壇場のゴールで2戦合計スコア6-5と逆転。劇的な8強進出となったなか、中国メディア「sohu」は「山東泰山はアウェーゲームで4ゴールを決めた、誰が信じるだろう！ 川崎フロンターレがアジアで泣いた」と見出しを打ち、第1戦からの劣勢を跳ね返した結果を大々的に報じている。

　記事では「山東泰山は川崎フロンターレを破ることに成功した。誰もこのようなスコアを想像できない」と驚きをもって報じ、8強では横浜F・マリノスとバンコク・ユナイテッドの勝者とぶつかることから「山東泰山チームならJリーグチームを駆逐してアジアで戦い続けられるだろう」と、母国クラブの躍進へ期待を寄せていた。