「韓国に希望、日本には悪夢」 アジア杯で降りかかった“ジンクス”を海外指摘

「エデュケーション・シティ・スタジアムの呪い」とは?【写真:ロイター】
「エデュケーション・シティ・スタジアムの呪い」とは?【写真:ロイター】

代表例に「イランの呪い」がピックアップされる

 森保一監督の率いる日本代表は、2月3日のアジアカップ準々決勝でイラン代表に1-2で敗れベスト8で大会を去った。対戦相手のイランとの関係性を挙げつつ、韓国メディアがさまざまな「呪い」について触れている。

 5度目の大会タイトルを狙った日本は、前半28分にMF守田英正のゴールで先制。イラン相手にリードを得るが、ここから徐々に相手のペースに飲み込まれる。後半10分に同点ゴールを許すと、同アディショナルタイムにはPK献上から失点し1-2で勝利を逃した。

 決勝弾につながったPK判定は、試合終了1分前(アディショナルタイム4分表示:同3分)に発生。延長戦も見えていた時間帯だっただけに、悔しさも残る。そんななか、韓国紙「韓国日報」は「アジアカップを取り巻く呪いシリーズ」と題し、いくつかの“ジンクス”をピックアップしている。

 大々的に挙がったのは「イランの呪い」だ。これは「イランを落としたチームは次のラウンドで敗退するという恐ろしい話。呪いの始まりは2000年。それ以来、6大会連続でイランを越えて笑ったチームはない」と紹介され、過去には韓国が3度(2000年/07年/11年)経験しているという。

 04年大会では中国が準決勝でイランと戦い勝ち上がると、決勝で日本に1-3で敗れタイトルを逃しており「アジアカップで史上最多の優勝を果たした日本もその運命から逃れることはできていない」と、19年大会の準決勝でイランを下したのち、決勝でカタールに1-3で敗れた過去を指摘した。

イラン戦の行われたスタジアムにも不思議な記録

 そして「エデュケーション・シティ・スタジアムの呪い」にも注目。日本対イランが行われたこの会場では「後半アディショナルタイムで決まったゴール数が、90分間のゴール数を上回っている」というもの。「2022年カタール・ワールドカップ(W杯)と今回のアジアカップでは、同会場で90分以内のゴールが3点だったのに対し、それ以降のゴールは4点に達している」とされる。

 今大会のケースでは、準々決勝で韓国代表がサウジアラビア代表相手に後半アディショナルタイム9分に追い付いた。また日本対イラン戦でも、決勝弾は同アディショナルタイム6分となっている。

 記事では日本と韓国の両者を比較し「この呪いは今大会では我々(韓国)にとっては希望となり、日本にとっては悪夢となった」と与えた影響の違いを伝えた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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