2位通過の韓国は16強ではサウジアラビアと対戦

　アジアカップは1月25日までにグループリーグの全日程が終了。決勝トーナメントに進出する16チームが確定した。D組2位通過の日本はE組首位のバーレーンと対戦する。

　優勝候補の名高い日本がグループリーグでイラクに敗れ、2位通過という結果は大会を通じて1つのサプライズだった。そして、D組以上に波乱の展開となったのがE組だ。

　韓国が首位通過をすればベスト16で日韓戦が実現するという状況のなか、韓国はマレーシアと激しい点の取り合いの末に3-3のドローに終わった。もう一方の試合でバーレーンがヨルダンに勝利。これにより、最終的には1位バーレーン、2位韓国、そして3位ヨルダンの順で決勝トーナメントへ駒を進めた。

　E組2位通過の韓国視点では、難敵の日本戦を避けられたという見方もできるが、進んだ道も決して平坦なものではない。16強ではサウジアラビアと対戦することになり、その壁を乗り越えた先ではオーストラリアとインドネシアの勝者と戦う厳しい山が待っている。米スポーツメディア「スポーツ・イラストレイテッド」も「韓国の決勝への道のりは厳しいものになる」と伝えている。

　1960年以来64年ぶりの大会制覇を目指す韓国。苦しみながらもたどり着いた決勝トーナメントで、さらに勝ち進むことはできるだろうか。