ハーランド、ウーデゴールといったトップ選手が大舞台に立てず

　長らく国際舞台から遠ざかるノルウェー代表は、2024年開催の欧州選手権（EURO）も予選敗退が決定。イングランド1部プレミアリーグで活躍するFWアーリング・ブラウト・ハーランド、MFマルティン・ウーデゴールといったトップ選手がまたしても大舞台への出場権を逃した。

　ノルウェーはEURO予選グループAに入り、スペインやスコットランド、ジョージア、キプロスと同組に。しかし、7試合を終えた時点でスペインとスコットランドに次ぐ3位以下が確定し、上位2チームに与えられる本戦出場権獲得は叶わなかった。

　まだプレーオフでの出場権獲得の可能性は残されていたが、現地時間11月18日に行われたグループIの試合でイスラエルがルーマニアに1-2で敗れたことで、その可能性も消滅。19日に行われる予選最終戦のスコットランド戦を待たずして正式に敗退が決まった。

　英誌「フォー・フォー・トゥー」は、ノルウェーの敗退でプレミアリーグ屈指のタレントであるハーランドとウーデゴールが大舞台に立てないことにスポットを当て、「プレミアリーグの最高の選手である2人が大陸王者を決める大会には出場しない」「イスラエルがルーマニアに敗れたことで、希望は打ち砕かれた」と報じた。

　ノルウェーはEUROに過去1度しか出場しておらず、最後の出場は23年前にベルギーとオランダの共催で行われた2000年大会まで遡る。ワールドカップ（W杯）も1994年のアメリカ大会、98年フランス大会と2大会連続で出場したのを最後に遠ざかっている。

　ノルウェー代表は欧州王者マンチェスター・シティの絶対的エースであるハーランドと、アーセナルでキャプテンを務めるウーデゴールのような一流のタレントを擁しながら、今回も無念の予選敗退。プレミアリーグのファンにとっても残念なニュースと言えそうだ。