グループリーグ最終戦でもブルキナファソに1-2で敗戦

　U-17韓国代表は、インドネシアで開催されているU-17ワールドカップ（W杯）でグループリーグ3戦全敗を喫し、無念の大会敗退となった。韓国メディアは問題点を指摘している。

　24か国が出場するインドネシア開催の今大会は、各グループ上位2チームと3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進出できるレギュレーション。韓国は初戦でアメリカに1-3で敗戦、続くフランス戦も0-1で落として2連敗。2戦を終え、グループDで勝ち点「0」で並ぶブルキナファソを得失点差で勝り、なんとか3位につけている現状だった。

　グループの結果によって、11月18日の第3戦ブルキナファソ戦キックオフ時点でグループリーグ敗退が決定したなか、ブルキナファソにも1-2で敗れた。

　韓国紙「京郷新聞」は「3戦全敗。2得点6失点。16年ぶりのグループリーグ敗退。韓国の競争力は試合ごとに落ちた。ブルキナファソ戦、すでに勝ち上がりが消滅していたが、より無気力だったのは韓国だった」と取り上げ、「守備の概念が確立されていないなかで攻撃的サッカーを標榜するのは無謀だった」と指摘している。

「日本は2勝1敗（4得点3失点）、イランは2勝1敗（9得点4失点）、ウズベキスタンは1勝1分1敗（5得点5失点）でベスト16入りした。3チームともグループ2位ではなく、グループ3位のうちワイルドカードでグループリーグを通過したが、すべての面で韓国を優れていた。先日のアジア競技大会で韓国より順位が下だったイラン、ウズベキスタンまで16強に進んだのだから、韓国の深刻な不振はさらに痛ましい。ある監督は『守備が不安な状態で行う攻撃サッカーはアジアでは良くても世界の舞台では絶対通じない』『指導者と若い選手たちが多くのことを感じて深く反省してほしい』と話している」

　下馬評は低くなかっただけに、3戦全敗での敗退に韓国はショックを隠せないようだ。