「韓国が崖っぷち ベスト16進出へ奇跡が必要」

　U-17ワールドカップ（W杯）グループリーグ2戦を終え、韓国が敗退の危機に直面している。強敵相手に2連敗と悔しい結果のなか、母国メディアも「韓国が崖っぷち ベスト16進出へ奇跡が必要だ」と報じた。

　24か国が出場するインドネシア開催の今大会は、各グループ上位2チームと3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進出できるレギュレーション。日本はすでに、グループ3位（勝ち点6）でのベスト16進出が決まっている。

　一方の韓国は、初戦でアメリカに1-3で敗戦、続くフランス戦も0-1で落とし2連敗。グループDで勝ち点「0」で並ぶブルキナファソを得失点差で勝り、なんとか3位につけている現状だ。

　韓国のニュースサイト「エキスポート・ニュース」では、そんな母国の決勝トーナメント進出の可能性を探っている。「ベスト16進出へ奇跡が必要だ 道はただ1つのみ」と、かなり厳しい条件になることを指摘した。

「大会開幕前まで史上最高成績のベスト8以上を狙うという抱負を示したU-17韓国代表だが、連敗を記録し現在は崖っぷちに立たされている。3位に位置した韓国もまだ16強進出の可能性が残っているが、奇跡に近い条件が必要な状況だ」

　3位に位置するチームのうち、韓国はウズベキスタン（勝ち点4）、イラン（勝ち点6）、日本（勝ち点6）を勝ち点で追い抜くことができない。残りの1席を巡り、すでに3試合を終えたインドネシア（勝ち点2）、まだ韓国と同じく第3戦を残しているメキシコ（勝ち点1）と競争しなければならないという。

　また記事では「最も重要なのは第3戦の勝利だ」と指摘し「勝ち点3を獲得したのち、メキシコとニュージーランドの試合が韓国の決勝トーナメント進出を左右する」と、残す最終戦の結果次第で進出への可否が決まると報じていた。