ミラン本田、0-0の状況でアップも命じられず… 事実上の“構想外”で1月放出が加速か

本拠地でアタランタにスコアレスドロー 本田は7戦連続の先発落ちで出番なし

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、17日の本拠地アタランタ戦で7試合連続の先発落ちとなった。スコアレスドローに終わった試合でヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、1点が必要な場面で本田にウォーミングアップすら命じず、屈辱の出番なしに終わった。

 ミランの右ウイングはエースのスソ。左ウイングは不振の続くエムベイエ・ニアングが先発から外れる一方、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが故障から復帰。今季の定位置だった中盤からウイングへ配置換えとなった。

 ウォーミングアップすら命じられず、モンテッラ監督の信頼度の低さを露呈した本田はベンチを温め続けた。ニアング、バッカが途中出場するなか、出番はやってこなかった。試合後は報道陣に会釈をしてサン・シーロを去った本田は、今季先発出場がわずか1試合、昨季からリーグ戦通算1得点3アシストと厳しい状況が続いている。事実上の“構想外”であることが改めて浮き彫りとなっており、来年1月の移籍市場での放出論が加速しそうな危機的状況だ。

「ここ2試合は種を撒いても刈り取ることは少なかったが、成長があった。試合を分析すると、チームは懸命にやっていた。チャンスをたくさん作った」

 試合後の会見でモンテッラ監督は、好調のアタランタ相手に勝ち点1に終わった現実に苦々しさを感じながらも、チーム全体のパフォーマンスには手応えを示している。

 

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