ディ・マルツィオ氏が自身の見解を語る

　イタリア1部ローマを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、今シーズンの契約満了に伴い、クラブを離れることが濃厚なようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏が自身の見解を語っている。

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　モウリーニョ監督は、2021年5月にローマの監督に就任。そして就任1年目にはUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ（ECL）の初代王者に導いた。2021-22シーズン、2022-23シーズンと2季連続でセリエAでは6位となり、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）の出場権を得られていないが、それでもモウリーニョ監督への評価は高かった。しかし、今季は開幕序盤の不振により、解任論まで飛び出すことに。それでも直近3試合では3連勝を飾っており、クラブは好転の兆しを見せている。

　しかし、モウリーニョ監督とローマの関係は今シーズン限りで終わる可能性が高いようだ。ディ・マルツィオ氏は、「（契約延長は）起こらないだろう」と見通しを語り、「現在進行形の交渉はないし、これまでにもなかった。現在の契約が切れる6月に両者は別れることになるはずだ」と、コメントしている。

　すでにモウリーニョ監督の元には、サウジアラビアリーグから複数のオファーが届いている。今夏のうちにサウジアラビアへ渡る可能性もあったが、モウリーニョ監督自身が残留を選択した。ディ・マルツィオ氏は「モウリーニョ監督がフリーになれば、（サウジアラビアのクラブは）再びオファーを出すだろう。モウリーニョ監督が自身の未来をどう考えているか次第だ。彼が新たなヨーロッパのクラブを指揮したいと考えるか、そちら（サウジアラビア）へ行きたいかと考えるかだ」と、来季以降の行先についても言及した。

　今夏、多くの選手や監督がサウジアラビアに渡ったが、来夏にはモウリーニョ監督もサウジアラビア行きを選択することになるのだろうか。