南野拓実の「左サイド起用」はあるのか? 生き残りを懸けて「自分も証明しないといけない」

カナダ戦でスタメン出場した南野拓実【写真:徳原隆元】
カナダ戦でスタメン出場した南野拓実【写真:徳原隆元】

17日にチュニジア戦に臨む

 森保一監督率いる日本代表は10月15日、神戸市内で17日のキリンチャレンジカップ・チュニジア代表戦に向けて練習を行った。今回はMF三笘薫がコンディション不良で招集されず、さらに13日のカナダ代表戦でMF中村敬斗が負傷しており、チュニジア戦の出場が危ぶまれている。左ウイングが不足しているなかで、カナダ戦はインサイドハーフ起用だったMF南野拓実が左サイドでの出場の可能性について言及。自身がピッチに立った場合のイメージを語った。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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「全然、どこでもいいですよ、試合に出るのが一番やと思うので。どんなポジションであっても。フォーメーションにもよるけど、外に張るとき、中に入ってターンだったり、自分の得意なプレーを出す。オーバーラップする選手との関係性とかは意識できれば。基本は考えすぎずシンプルにやるほうがいい」

 カタール・ワールドカップ(W杯)以来の出場となったカナダ戦ではスタート時点でインサイドハーフ起用。その後、システムが4-2-3-1に変更されると、トップ下に入りつつもさまざまなポジションに顔を出して攻撃を組み立てるプレーを見せた。守備においても尽力した。

 そのなかで、チュニジア戦では左ウイングでの出場可能性もある。中村が負傷し、三笘も不参加。FW浅野拓磨やFW古橋亨梧らがサイド起用される可能性もあるが、W杯などでプレーした南野が再び左サイドを務める可能性もある。今季は3ゴール3アシストと復活を果たしたASモナコでは「聞かれたので、やりやすいのは真ん中のほうと言った」と、トップ下で躍動している。

 それでも、生き残りをかけてさまざまなポジションをこなさなければならない。11月から始まるW杯アジア予選やアジアカップなどでは26人から23人へ人数が減少。1人1人が複数ポジションをこなすことがサバイバルを勝ち抜くポイントとなる。

「自分も証明しないといけない」

 南野にとってはチュニジア戦が生き残りを懸けて最後のアピールの場となる。“ポリバレントさ”を見せることができるのか。注目の一戦となる。

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