10月8日のプレミアリーグで王者シティと激突、冨安の守備力を買われる可能性？

　イングランド1部アーセナルは現地時間10月8日にプレミアリーグ第8節で王者マンチェスター・シティと激突する。日本代表DF冨安健洋は守備力を買われてスタメンに入る可能性を現地メディアが指摘している。

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　ここまでプレミアリーグは5勝2分と無敗で3位に付けるアーセナルだが、ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第2節でフランスのランスに1-2で敗戦。今季公式戦初黒星を喫した。早い時間に先制したものの、ランスの堅い守備からのカウンターに苦しみ、後半に逆転を許した。

　守備面で課題の残る敗戦を喫したなかで、週末にはシティとの大一番を迎える。英地元メディア「フットボール・ロンドン」はシティ戦に向けて「ミケル・アルテタは守備陣の大部分を入れ替えるかもしれない」と指摘している。

　ランス戦での守備陣の顔ぶれはゴールマウスにスペイン代表GKダビド・ラヤ、その前に右から日本代表DF冨安健洋、フランス代表DFウィリアム・サリバ、ブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコと並んだ。攻撃面に持ち味のあるジンチェンコのサイドから攻め込まれるシーンがあったこともあり、シティ戦でより守備を重視する場合はジンチェンコが先発を外れるなど4バックの構成に変化が加えられる可能性があるという。

「もしアルテタがジンチェンコの守備力を不安視しているのであれば、（トーマス・）パーティの復帰は絶好のタイミングで、ディフェンスにはいくつかの変更が行われるかもしれない。戦術変更によって最初の数週間は出番のなかったガブリエウは復帰して以降、いいパフォーマンスを続けているが、パーティが復帰した場合は彼も欠場となり、ジンチェンコの代わりには冨安か（ヤクブ・）キヴィオルが起用されそうだ」

　そけい部を痛めていたガーナ代表MFパーティは第4節以降欠場が続いていたが、今月に入ってチーム練習へ復帰。ランス戦も出番はなかったが、ベンチ入りしていた。今季はアルテタ監督から右サイドバック（SB）として先発に起用されており、シティ戦でもそのポジションで起用される可能性がある。

　その場合、ここ数試合は右SBを務めるイングランド代表DFベン・ホワイトが右センターバック（CB）へ、右CBのサリバが左CBへスライドし、ガブリエウがベンチへ押し出される格好となる。第3節まではパーティ、ホワイト、サリバの並びが不動で、左SBのスタメンがオランダ代表DFユリエン・ティンバー、冨安、キヴィオル、ジンチェンコと1節ごとに変化していった。ティンバーが長期離脱中の今、シティ戦は守備力の高い冨安かキヴィオルが左SBとして優先されるとの見方があるようだ。