現地ファンの悲しみの様子が報じられる

　中国・杭州で開催されているアジア競技大会の女子サッカー決勝は、北朝鮮が1-4日本に敗戦した。金メダルを逃した同国に対し、韓国メディアが現地ファンの悲しみの様子を伝えている。

　まず試合のペースを握ったのは北朝鮮だった。積極的にサイドから仕掛ける姿勢を見せ、日本を苦しめる。しかし前半10分、MF中嶋淑乃に得点を許し失点。北朝鮮も同38分に1点を返し1-1でハーフタイムを折り返す。

　後半も途中までは魅力ある攻防が続いたが、同20分過ぎに日本の攻撃陣が一気に牙を剥く。約6分間の間に3失点を喫し、1-4で日本に大敗。金メダルを逃す悔しい結果となった。

　韓国のニュースサイト「エキスポート・ニュース」は「北朝鮮、女子サッカー決勝で日本に1-4の完敗…サポーターも『涙』」と、この一戦を報道。「後半に力を失って成す術なく敗れた」と、失速した後半45分にも触れている。

　また、同メディアは現地北朝鮮サポーターの様子についても「試合中、何度も『北朝鮮頑張れ』と声援を送っていたサポーターは、1-4のスコアになると涙を拭った。北朝鮮の惨敗は事実上固まった瞬間だった」と報じていた。