日本の「フィジカルは世界レベルに達した」 デュエル力とスピードに中国メディア太鼓判

イルカイ・ギュンドアンとマッチアップした板倉滉【写真:ロイター】
イルカイ・ギュンドアンとマッチアップした板倉滉【写真:ロイター】

トルコ代表のクンツ監督は「日本にフィジカル面で劣っていた」と敗因分析

 森保一監督率いる日本代表は9月の欧州遠征でドイツ代表を4-1、トルコ代表を4-2で下し、欧州の強豪相手に2連勝を収めた。中国メディアはトルコ代表のシュテファン・クンツ監督の発言に注目し、「日本のフィジカルは世界レベルに達している」と評価している。

 日本は現地時間9月9日(日本時間10日)にヴォルフスブルクでカタール・ワールドカップ(W杯)で勝利(2-1)したドイツと再戦。MF伊東純也が幸先良く先制ゴールを奪取すると、一度は同点に追い付かれるも、FW上田綺世、FW浅野拓磨、MF田中碧に得点が生まれ、4-1で快勝を飾った。

 また、9月12日にはベルギーのヘンクへ移動してトルコ代表と対戦。MF伊藤敦樹の得点で先制すると、MF中村敬斗が2ゴール、途中出場のMF伊東純也もPKで追加点を奪い、4-2で勝利した。

 トルコのクンツ監督は日本に敗れたあとの記者会見で、「我々は日本にフィジカル面で劣っていた」と敗因について見解を述べていた。

 中国大手メディア「SOHU」はクンツ監督のコメントも踏まえ、「数年前までフィジカルは日本にとって世界のトップチームとの差の1つだった。しかし、徐々に世界レベルに達しつつあるのかもしれない。ドイツ戦では、冨安健洋がレロイ・サネよりもスピードとフィジカルで上回った」と、取り上げている。

「冨安のほかに、板倉滉、谷口彰悟といった熾烈なポジション争いを繰り広げられるDFの存在も重要だ。中盤にはブンデスリーガで無類の強さを誇ったデュエルマスターの遠藤航もいる。中盤でのボール奪取力は世界レベルだ。前線には三笘薫や伊東純也といった1人で突破できるスピードを持ったドリブラーがいる。ほかにも久保建英、鎌田大地、古橋亨梧ら所属クラブで結果を残している選手が数多くいる。森保ジャパンはデュエルで渡り合い、スピードで相手を蹴散らせる選手が増えた。そのフィジカルは世界レベルに達していると言えるだろう」

 11月からはW杯アジア2次予選もスタートする。日本の戦いぶりはアジア諸国からも注目を集めそうだ。

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